さっき、テレビのインタビューで安藤勝己騎手が話していたんですが、
この馬、実はまだ一度も連を外していないんですね。
今日を含めて12戦して、うち8勝2着4回。
0.3秒差以上つけられて負けたことはなく、
(4敗中2回が0.2秒差、あとの2回はクビ差とハナ差)
しかし逆に勝った8回のうち、0.3秒以上の差をつけて勝ったのは
新馬戦(0.3秒差)だけという。
ある意味、シンボリルドルフの牝馬版みたいな馬だったりしますが、
ホント、この馬に死角はあるんでしょうか?
それぐらい、今日の有馬記念に於けるダイワスカーレットに
隙や死角はなかったような気がします。
ま、ただ、誰も競り潰しに行かないというのにも問題があるような。
例えば、アサクサキングスの四位とか、
カワカミプリンセスの横山典なんか、
もっと仕掛けて潰しに行っても良かったはずなんですがね・・・。
強い馬に当たり前に勝てるレースなんかさせちゃダメなんですよ。
確かに、ダイワスカーレットは誰が見ても強い。
それは私にだってわかりますよ。
でも、じゃあまったく完敗させられないほど強いのかと言ったら、
それも違うような気がするんです。
あの馬だって生き物なんだから、何らかの隙はあるはず。
確かに強いけど、でも、ほんの一分でも隙は必ずあるんです。
そこを衝いていかなければ・・・。
ダイワスカーレットが勝って当たり前、
てな大団円じゃ面白くないでしょう?
そこを出し抜く何かがないと、競馬って面白くないですよ。
ま、でも、ダイワスカーレットは本当に強かったですね。
恐らく、そうした仕掛けを意識した騎手がいたとしても、
それさえも許さなかった何かが、あの馬にはあるんでしょう。
それほど、今日のダイワスカーレットは群を抜いていたんです。