2005年11月29日

オフコース / The Best Year of My Life

いや〜、何だかんだで2ヶ月近く放置でした。
てなわけで、いよいよ4人時代のオフコースになります。
まあ、4人時代はオリジナルアルバムが4枚しかないんで、
(企画ものである「Back Streets of Tokyo」も含む)
なるべくサクッと行こうかと。

さて今回は4人時代最初の「The Best Year of My Life」です。



[曲目]
1:恋びとたちのように(小田和正)
2:夏の日(小田和正)
3:僕等の世界に(小田和正/松尾一彦)
4:君が、嘘を、ついた(小田和正)
5:緑の日々(小田和正)
6:愛を切り裂いて(小田和正/松尾一彦)
7:愛よりも(大間仁世・松尾一彦/松尾一彦)
8:気をつけて(小田和正)
9:ふたりで生きている(小田和正)

[プロデュース]
オフコース

[編曲]
オフコース

[ゲスト]
ジェリー・ピーターソン(サックス)ほか

[エンジニアリング]
ビル・シュネー

[発売日]
1984年6月21日

[アルバム解説と感想]
 前年9月に鈴木康博の脱退及びソロアルバムが正式に発表されたことで、
オフコースは4人組としてやっていくことになりました。
 鈴木の代わりを入れないというのは小田の考えだった(この辺は諸説紛々
と言ったところ)ようですが、これによりオフコースは、ほぼ完全に小田の
主導によるグループ運営に移行していくことになります。
 ただ、そうは言っても一度はオフコースに見切りをつけかけていた小田は、
このアルバムの2年後にはソロデビューを果たしているわけで、グループを
積極運営する気があったかどうかは疑わしい
部分もあります。

 ともかく、4人組のオフコースが最初にやったことは、シングル「君が、
嘘を、ついた」のリリースであり、次いでそのプロモーションの目的を伴う
テレビ出演(「オレたちひょうきん族」!)であり、そして、本アルバムの
発表でした。
 テレビ(少なくとも音楽番組)に出ないオフコースが選んだのが、土曜日
夜8時の人気バラエティ番組
だったことにも驚きましたが、そこで「君が、
嘘を、ついた」のPVをフルに流してもらうという挙に出たのにもある種の
驚きを禁じ得ませんでした。
 このテレビ出演の理由については、「NEXT」に片岡鶴太郎が出演した
ことに対する返礼と、そしてあの武道館10Daysにビートたけしが陣中見舞い
(高田文夫と共に来場)と称して楽屋を訪れたことへの返礼という、2つの
意味があったような気がします。

 ともあれ、オフコースの復活ということで、そういう大々的な広告宣伝の
効果もあり、結構ヒットしたように記憶しています。
 シングルも「君が、〜」を筆頭に、「夏の日」、「緑の日々」(この曲の
PVには西川のりおがゲスト出演)と3枚カットされていました。

 雰囲気としては、全面的に従来の色が濃く出た作品集だと言えます。この
辺は鈴木の脱退による損失を最小限に抑えようという小田の苦心を見て取る
ことができそうです。
 松尾作品は3曲入っていますが、うち2曲は小田が作詞を担当しており、
アルバムが小田主導で作られたことを物語っているように思います。
 実際、私は4人時代でこのアルバムが最も出来がいいように思っています。
それは、本作が従前のオフコースのカラーを真っ当に受け継いだ作品であり、
それ故に本でいう「読後感」が最も心地よく思えるためでしょう。
 これ以後の(強いて言えば「as close as possible」以降の)作品に出る
散漫さは、少なくとも本作にはありません


 いいアルバムだとは思いますよ。ただ、鈴木の存在感がないことが、後々
裏目に出てしまう
ことを考える時、小田がオフコースに見切りをつけたのが
本作だったという言い方もできる
かもしれません。

[お勧め曲]
 小田作品(T−1,2,4,5,8,9)はどれも必聴です。松尾の作品
ではT−6が出色ですね。

[必聴度](★…1点、☆…0.5点。5点満点)
★★★★☆

次回は、1985年8月発売の「Back Streets of Tokyo」です。
オフコース唯一の企画ものであり、全米発売を目指して作られた
(実際には発売されなかったのですが)作品です。
posted by KAZZ at 21:49 | 島根 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | オフコース このエントリーを含むはてなブックマーク
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