第4回アメリカンオークスを見事に制覇したのである。
それもぶっちぎりの1着だ。
アメリカンオークスというレースは第4回という回数からもわかるように
近年始まった歴史の浅いレースで、
前年の第3回には、あのダンスインザムードが武豊と共に参戦したが
惜しくも2着に終わっていた。
芝10ハロン(約2,000m)のレースである。
そこで1分59秒03という時計は、結構優秀だと思う。
シーザリオは父がスペシャルウィーク、母がキロフプリミエール、
母の父にSadler's Wellsという血統の持ち主。
日本では既にフラワーカップ(G3)と、オークス(G1)を勝っていて、
唯一負けたのが桜花賞(G1)だけという、5戦4勝の実績馬だ。
それがアメリカに単身乗り込み(本当はディアデラノビアも帯同予定だったが、
故障のため帯同できなかった)
見事にG1勝利と相成った。
福永騎手の騎乗も見事だったが、何と言っても馬が素晴らしい。
3角で一気にハナに立つと、後続に影も踏ませずそのまま押し切った。
桜花賞の時にも、オークスの時にも、こいつは恐ろしく強いなと
感嘆して見ていたが、今回の圧勝劇には驚いた。
ともかく、この馬が歴史の浅いレースとはいえ
アメリカのG1レースを勝ったことの意義は大きい。
今後に更なる期待が持てる。
それにしても、本当に素晴らしいことだ。
シーザリオ、福永騎手、角居調教師とそのスタッフ、
そしてオーナーはじめ関係者の皆さんに、
心からおめでとうの言葉を贈りたい。
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