2007年07月15日

風と共に去りぬ

第41回中国社会人サッカー選手権準々決勝Aブロック第1試合@浜山陸

ファジアーノ岡山 1(0−1,1−1)2 マツダSC
(マツダSCが準決勝進出し、佐川急便中国SCと対戦)


というわけで、本日はこのような試合を観てきました。
鳥取でのナイトゲームの翌日に
何たる物好きなと思う方もいらっしゃるでしょうが、
近所での開催でなければ行ったりしません。

実は前日(14日)にもファジアーノの試合を観る機会はあったんですが、
(vs松江RM友の会。この選手権の1回戦)
雨天の中では観戦環境が良くない場所での試合だったので、
早々に切り上げて鳥取に向かったわけで、
その意味でも今日はちゃんとファジアーノを観ておこうと思った次第です。

・・・が、自宅を出た段階から既に風が吹き始め、
雨もこれに乗って、小雨ながら激しく吹き付ける有り様。
当初、浜山陸上競技場ではなく、
隣接の浜山球技場で試合があると思っていたので、
もしもそこで試合があったら、すぐに帰っていたと思います。

さて、そんなこんなで試合は50分程度遅れて始まりました。

ファジアーノ岡山のスタメンは以下の選手たちです。

GK:23李彰剛
DF:15重光、25丸谷、37大島、38三原
MF: 3玉林、10川原、11弦巻(後半途中→22臼井)、28小野
FW: 9喜山、39ジェフェルソン(後半途中→8中川)

コイントスで風下を取らされたファジアーノは、
折からの強風と、水浸しのピッチコンディションに苦しみます。
ロブ気味に上げたパスはことごとく押し戻され、
グラウンダーのパスをつなごうとするとボールが止まります。

序盤、ファジアーノのGK李がボールをキャッチした直後、
不用意にこのボールを近くのDFに転がして渡そうとしたところ、
ボールが止まってしまい、近くにいたマツダSCの選手が寄ってきて
あわや1点献上かというシーンがありました。

というように、水含みで重いピッチに悪戦苦闘する様子は、
前夜の鳥取での試合模様を思い起こさせるものでした。
しかし、前夜の鳥取と決定的に違ったのは、風でした。

競技場の北側から猛烈に吹いてくる風のせいで、
ロビングの球は全て押し戻されてしまいます。
前半の何処かで、ジェフェルソンが蹴ったボールが
ゴールラインを割ったあと急激に押し戻され、
ピッチ内にバナナシュートの如く戻ってきた、なんてこともありました。

ともかく、悪天候に手を焼いたファジアーノは、
攻撃の糸口をなかなかつかめない状態が続きました。
そうこうするうちに、ファジアーノ陣内ペナ近辺で
ファジアーノのDFがファウルを犯し、相手にFKを与えました。
そして、そのFKは意外と風に乗って伸びていき
そのままファジアーノゴールに突き刺さってしまいました。
これでマツダSCが先制します。

せっかくのジェフェルソンという存在がありながらも、
これを全然活かせないファジアーノは、結局前半を0−1で折り返します。

後半、最初のうちは風雨とも強かったんですが、
まず雨が止み、次いで風も収まってきました。
風上で意気揚々と攻め込むはずが、いきなり風という武器を奪われ、
手塚監督は高さのあるジェフェルソンとテクニックのある弦巻を諦め、
臼井・中川という2選手を入れてきました。

しかし、弦巻はともかくジェフェルソンを下げたのは
ハイボールを攻撃に結びつけるという点ではマイナスだったような・・・。

ともかく、この交代と前後して、背負ったビハインドを取り戻すべく、
ファジアーノは猛攻撃を仕掛けていきます。
しかし、ゴールが決まってくれません。
ざっと見ていただけでも4〜5回、
あるいはもっとあったであろう決定機を
焦りからか何かは知りませんが、全て外してしまいました。
防戦一方のマツダでしたが、この時間を耐えきったことは大きかったです。
(ちなみにマツダはこの間に警告2枚での退場者を1名出しています)

そして試合終盤、再度ファジアーノ陣内のペナ近辺で
ファジアーノの選手が反則を犯し、与えてしまったFKを
マツダの選手が半ば強引にねじ込んで追加点を取られました。

ファジアーノの壁は2枚立っていたんですが、
この2枚の壁の間を割るようなFKで、GK李もこれは防げません。
マツダのFKがお見事といえばそれまでなんですが、
もう1〜2枚、壁がいても良かったように思いました。

直後にファジアーノも意地を見せ、
最後は重光が押し込んで1点差にしましたが、反撃もそこまで。
マツダSCが少ないチャンスを見事にものにして
ファジアーノ岡山を下しました。

ファジアーノにとって、勝利が「風と共に去りぬ」てなもので、
悪天候に翻弄されたという意味では、やや不運だったとは思いますが、
ジェフェルソンを比較的早い段階で諦めた判断は
果たして正しかったのか、という点なども含めて、
少し物足りない感じを覚えてしまいました。

また、後半の猛攻の中で1点取れていれば
もうちょっと違った展開もあったような気がするんですが、
これらを1つも決められなかった勝負弱さにも問題がありそうです。
(起因するものは、焦りや不運など多々ありそうですが)

マツダの方は無理をせず、しのぐところはしっかりとしのぎ、
少ないチャンスを確実に活かし、セットプレーで加点できたことが
非常に大きな勝利の要因となったように思います。

ファジアーノがもう一段上を目指すためには、
特殊な状況下でも自分たちを見失わずに戦えるような
精神的タフネスを身に着けた方がいいような気がします。
今日の試合では、その辺が少し足りない感じもしました。

ちなみに、ファジアーノのサポーターは6名程度来場されてて、
うち4名(男性×3、女性×1)が応援をされてました。
終始熱意のある応援態度で、終了後には相手にエールも送り、
実に清々しい印象を持ちました。


以下、今日の他の試合の結果と、明日の組合せ。

<今日の他の試合結果>
新日本石油精製水島 2−4 佐川急便中国
レノファ山口 0−0 元気SC(PK戦で元気が勝利)
富士ゼロックス広島 1−2 FCセントラル中国

<明日の組合せ>
(準決勝)
1:マツダSC vs 佐川急便中国(10:00@浜山球)
2:元気SC vs FCセントラル中国(10:00@浜山陸)

(決勝)
1の勝者 vs 2の勝者(13:00@浜山陸)
posted by KAZZ at 23:47 | 島根 ☔ | Comment(2) | TrackBack(0) | サッカー全般 このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
※いただいたコメントは全て拝読しております!
詳細なレポート感謝します。
結果だけ聞いて何が起こったんだと思いました。
客観的なリポートで今何がファジに足りないのかがわかりました。
ちなみに私は米子に親戚がいますのでガイナーレとファジが対戦できる日が来ればぜひ行きたいと思います。
Posted by 雉サポ at 2007年07月16日 01:41
ファジアーノの試合を観るのは、
鳥取KFCとの中国リーグ入れ替え戦第1戦以来でした。

昨日は荒天に足をすくわれた面はあるものの、
その荒天などに起因すると思われる、
ほんの僅かな消極性が勝負を分けたようでした。

昨日の試合結果は残念なものでしたが、
一昨日には5−0で大勝しているように
力はあると思うファジアーノですので、
この敗戦を糧に、来る地域リーグ決勝大会などで
ファジアーノが勝ち上がっていけることを
期待していますよ。
Posted by KAZZ at 2007年07月16日 08:31
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