2005年06月21日

オフコース / Three and Two

また1ヶ月チョイぶりの登場になりましたオフコース企画。
今年中に終わるのか?(笑)

本日は1979年発売のアルバム「Three and Two」です。

[曲目]
1:思いのままに(小田和正)
2:恋を抱きしめよう(鈴木康博)
3:その時はじめて(小田和正)
4:歴史は夜つくられる(鈴木康博)
5:愛を止めないで(小田和正)
6:SAVE THE LOVE(鈴木康博)
7:汐風のなかで(鈴木康博)
8:愛あるところへ(小田和正)
9:生まれ来る子供たちのために〜「いつもいつも」(小田和正)

[プロデュース]
オフコース

[編曲]
オフコース、小田和正/鈴木康博(管弦)

[ゲスト]
特になし

[発売日]
1979年10月20日

[アルバム解説と感想]
 本作を理解するためには、1979年1月にリリースされたシングル曲
愛を止めないで」に話を戻す必要があります。
 この曲はオフコースの転換点であり、新時代到来宣言的な雰囲気を持つ
作品なのですが、新しいオフコース(厳密に言えば、もうとっくに新しい
オフコースは始まっていたけれども)をより確実に世に知らしめるには、
例えば「眠れぬ夜」であるとか、そういう方法論から抜けて、より単純で
且つわかりやすいサウンドへの傾斜を進めていくしかない、という結論に
達したようで、それがこの「愛を止めないで」には凝縮されているという
気がするのです。(歌詞の中に「眠れぬ夜はもういらない」とあるのは、
それをより明快に示したいためであると思われます)

 で、この曲がまずまずの手応えを与えたことにより、オフコースは更に
バンドサウンドを追求することになっていくわけですが、本作に未収録の
風に吹かれて」で更にその路線は広がりを見せていき(実際には鈴木の
「恋を抱きしめよう」が先にあっての曲作りだろうと推測できますが)、
何にしても、「バンドとしてのオフコース」が本作のキーになったのは、
彼らにしてみれば必然の中の必然だったと言えそうです。
 収録された曲は9曲(ライヴ収録の「いつもいつも」を合わせても10
曲)ですが、その中身はかなり濃くて、バンドとしてのオフコースがどれ
だけ充実を図り始めていたかがわかるようです。

 そして、この頃から、もう一つ別の側面が顔を出すようになってきます。
それは、小田と鈴木の楽曲のテイストが、より鮮明に相違を見せてきたと
いうことであり、そのことがオフコースの音楽的なキャパシティを広げ、
且つバラエティに富んだ作風の提供につながっていると言えることです。
 その集大成的な曲が、このアルバムのあとにリリースされ、大ブレイク
することになった「さよなら」なのですが、この曲は今となっては小田と
鈴木の決別の端緒になった曲という側面も持つことになり、旧来のファン
からしてみると、複雑な印象もあるかもしれません。

 とはいえ、B面曲も含めればアルバムから4曲がシングルカットされ、
更にジャケットには清水仁・大間ジロー・松尾一彦というあとから加入した
若い3人が大々的にフィーチャーされるなど、このアルバムにオフコースが
どれだけ「本気」で取り組んでいたかは、容易に想像できます。

 ただ、それ故に「さよなら」後のオフコースが、徐々に瓦解へと向かって
歩き出してしまうことが残念に思えるのですが・・・。

[お勧め曲]
 全てが力作であり、捨て曲はないので、全部聴いてみてください。

必聴度](★…1点、☆…0.5点。5点満点)
★★★★★

次回は「LIVE」を御紹介します。
posted by KAZZ at 21:10 | 島根 | Comment(0) | TrackBack(0) | オフコース このエントリーを含むはてなブックマーク
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