2005年06月16日

辻谷秋人著「サッカーがやってきた」(NHK出版)

昨日、本屋に寄って何気なく買った本ですが、
NHK出版生活人新書シリーズの1冊として
今年4月に発売された本を御紹介しましょう。

サッカーがやってきた〜ザスパ草津という実験」(辻谷秋人著)

端的にどういう本かというと、
昨年JFLに属し、今年からJ2のザスパ草津が
如何にしてJリーグに昇格したかというだけでなく、
そこに至るまでの経緯や、それにかかわってきた人々が抱えてきた
様々な葛藤や問題意識などを克明に取材したパートと、
JFLでも上位に数えられる強豪の一つ、愛媛FCのFW
友近聡朗選手を通して見た愛媛なりのサッカーの在り方を
これまた克明に取材したパートとの2部構成です。

何の気なしに買ってきたんですが、結構面白かったですよ。
本書ではザスパに関わる人々の必ずしも全員が「J昇格」に
重きを置いていなかったという部分が明らかになるのですが、
必ずしもお題目みたいに「J昇格」だけに固執しなくても
サッカーを地域に密着させることができるかもしれない
と考えている人々にとって、ある種のヒントを提示する役目を
本書が担うことになるかもしれません。

もちろん、反対にザスパ草津程度の規模で
如何にしてJ昇格が果たせたのかという疑問にも
本書は比較的明快な答を出しています。
(もちろん、本書の中身だけが全てではないのでしょうが)

本書後半に出てくる愛媛FC・友近選手に関しても、
彼なりの視座でサッカーを愛媛の地に根付かせ
広げていこうとする試みが紹介されていて、
これまた一つのケースとして参考になりそうです。

ぜひ御一読を。私は結構面白く読めました。
posted by KAZZ at 19:57 | 島根 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | テレビ・ラジオ・映画・本 このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
※いただいたコメントは全て拝読しております!
 その駆け抜けていったザスパを観たことがあるだけに気になる本ですね。

 いま思えば、もう少し苦しめたかったですね(^^;。でもホーム、アウェイとも接戦でした。逆にSC鳥取の可能性も感じられましたよ。

 SC鳥取も結果を出して、吉川監督に、何か1冊出してもらいたいもんですね。
Posted by 和田浜 at 2005年06月17日 19:35
東山でザスパとやった時というのは、
例のHonda戦(バード)のあとで、
チームが上向きになりかけていた時期ですから
比較的いい試合ができていたような気がしますね。

逆にアウェイ戦では、公式記録を見た感じでは
ほとんど何もさせてもらえなかったようです。

まあ、ザスパのケースも面白かったのですが、
個人的には、後半に出てくる愛媛の友近に
結構共感する部分があります。
あと、植木さんの前にザスパの監督をやっていた
奥野氏(その後、鹿島コーチ)とかにも。
Posted by KAZZ at 2005年06月17日 20:28
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