2005年05月23日

ディープインパクト考・ダービー直前編

さて、今度の日曜日には、いよいよ日本ダービーが行われる。

とはいえ、何やら既に厭戦モードっぽい感じでもある。
それは何故なのか。

ディープインパクト

ぶっちゃけた話、こいつの責任である。
こいつがあまりにも強すぎる(ように見える)のがいけない。

けれども、不肖私めは敢えて断言したい。

ディープインパクトはダービーを勝てない。

私が考えたその理由をここに書いてみる。

この馬の血統を簡単に書いてみる。

父:サンデーサイレンス → Hail To Reason 〜 Halo系
母:Wind In Her Hair (母父:Alzao) → Lyphard 〜 Northern Dancer系

簡単に言えば、Halo × Lyphard の血統だ。
この血統で日本の2400m以上のオープン級競争において
連対した馬を探してみた。

チアズグレイス(オークス2着)
ヴィータローザ(大阪ハンブルグカップ1着)

実は、これしかいないのである。
しかもチアズグレイスの場合、勝ち時計があまりにも遅かった
勝ったシルクプリマドンナの走破時計は2分30秒2。
この10年で最も遅い勝ち時計である。

ヴィータローザに至っては、唯一の連対時には4歳だった。
この時期には3歳未勝利をようやく抜け、条件戦を勝ったが
ダービーには出走できなかった。
夏から秋にかけて重賞連覇したものの、
満を持して臨んだはずの菊花賞で7着に負けている。

ぶっちゃけたことを言えば、この時期にそういう血統の馬で
2400m以上のオープン特別以上で連対を果たしているのは
チアズグレイスしかいない。この馬は桜花賞馬だが、
オークスの時はそのペースの遅さに助けられての2着である。

これらを除けば、2400mで連対した馬はおらず、
最高でも3着までという厳しい結果だ。

ちなみに、キングヘイローという馬を覚えているだろうか。
この馬は、上記とは逆に Lyphard × Halo の血統である。
(父:ダンシングブレーヴ、母:グッバイヘイロー)
こちらがまた、2400m以上が0−0−0−4という状態だ。

長々と要らぬことを書いたが、
要するにこの血統でこの距離を勝つのは難しい、ということだ。

この血統の場合、本質的には2200mまでだろうと思う。
そこからの1Fは、かなり辛いと思う。
実際、2200mまでなら勝っている馬も多い。
だが、そこから1F延びると、不思議と勝てなくなる。

というわけで、ディープインパクトがダービーを勝てない、
若しくは連に絡むのも難しいかもしれない、という理由は、
この馬の血統構成に因るところが大きい、と考えるわけだ。

もっとも、競馬に絶対はない。
故に、大方の予想通りに勝ってしまうこともあり得る。
実際のところ、こうも強さが喧伝されると、
一体どこにこの馬の本質があるのかわからず、少々悩んでいる。

さて、どう予想すべきだろう。
posted by KAZZ at 20:54 | 島根 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 競馬(その他) このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
※いただいたコメントは全て拝読しております!
はじめまして。大変興味深く拝見しました。

まずは、エライもの発見されましたね。(敬服

[Halo×Lyphard]
ダンシングブレーヴの派手な成績から、
キングヘイローが何故2400持たなかったのか不思議でなりませんでしたが、
この血の組み合わせのデータを突きつけられるとなるほどです。

Lyphardの産駒(BM含)はHalo×に限らず2200までしか重賞勝鞍ないようですね。
ダンシングブレーヴも2200超の重賞勝ちはごまかし効く中山2500の1勝のみ。
トニービン、ミルリーフとかけても2400以上は勝ってません。
ホワイトマズル、コマンダーインチーフの産駒成績から推測するに、
Lyphard系で距離が持つのはノーザンダンサー系とのクロスが生じる時?

ディープインパクトの強さは、
クラシックまでの経験で磨かれたレースセンスを伴う過去の三冠馬の強さとは異質な、
どちらかというと中央デビュー当時のハイセイコーの強さに近いものを感じます。
教育も不要と思わすほどの怪物的なパワーこそ、中距離までの血の証明なかもしれません。

センスという意味では、この馬やはり馬込みを嫌うのでは、と少々疑ってます。
若駒Sで皐月賞の出走権利は実質とったようなものですから、
試すには理想的な10頭立の弥生賞、なぜ馬込みに入れなかったかを考えると…

とにかく、面白いダービーになりそうです。

それでは。
Posted by EC at 2005年05月27日 19:22
EC様、初めまして。

Halo×Lyphardでそんなに距離が持つわけがない、
という固定観念めいたものが以前から私にはあって、
それを軸にWebで調査してみたら、
こういう結果になりました。

で、もしフローラS3着のアスピリンスノーが
(父:SS、母:スキーパラダイス、母父:Lyphard)
本番のオークスでも好走するようなら、
この説は伏せようと思っていたのですが、
案の定2桁着順に敗れたため、書く踏ん切りがつきました。

たまたま相手をHaloに絞って調べたわけですが、
仰る通りでトニービンやミルリーフでも
距離には不安が残る結果になっています。

>教育も不要と思わすほどの怪物的なパワー

皐月賞の発馬で躓いて勝てなかったジャングルポケットは、
その後、ダービーやJCを勝ちました。
逆に、同じ皐月賞に於いて、
発馬で躓いたにもかかわらず皐月賞を勝ったディープインパクト。

果たしてダービーでは如何なることになるのでしょうか。

日曜日が今から楽しみです。
Posted by KAZZ at 2005年05月27日 20:40
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