2005年04月19日

サラブレ5月号DVDを見た

最初、買う気はなかったんですよ。
でも、ある1つのレースが収録されているのを知って
急遽買ってしまいました。
2000年5月14日に京都競馬場で行われた、
オープン特別の栗東ステークス(ダート1200。4歳上)です。

皆さんはブロードアピールという馬を御存知でしょうか。
1994年生まれのアメリカ産の黒鹿毛の牝馬で、
父はBroad Brush、母がValid Allureで、その父がValid Appeal。
オーナーは金子真人さん(ディープインパクトのオーナーでもあります)、
管理調教師は栗東の松田国英師。
通算36戦13勝で、うち重賞勝ちは以下の通り6勝です。

2000年シルクロードS(G3・京都・芝1200・武幸四郎騎乗)
2000年根岸S(G3・東京・ダート1200・武幸四郎騎乗)
2001年かきつばた記念(交流G3・名古屋・ダート1400・デザーモ騎乗)
2001年プロキオンS(G3・阪神・ダート1400・デザーモ騎乗)
2001年シリウスS(G3・阪神・ダート1400・四位洋文騎乗)
2002年ガーネットS(G3・中山・ダート1200・武豊騎乗)

この栗東ステークス(以下、栗東S)で勝ったのが、
ブロードアピール(当時6歳)でした。

ブロードアピールのデビューは4歳の9月と非常に遅く、
そのデビュー戦(札幌・芝1200・500万下)では3着に負けました。
しかし、すぐに次のレースで勝ち、4歳時は条件戦を走っていました。
この馬がオープンクラスに昇ってきたのは1999年春で、
この年は重賞2着が3回(阪急杯・G3、スワンS・G2、富士S・G3)で、
オープン馬としての地位をほぼ確定します。

で、その翌年、シルクロードステークスにおいて、
念願の初重賞勝ちとなるわけですが、
前年のスワンS2着ぐらいの頃から、何となくこの馬には注目していました。
ちなみにシルクロードSを勝った時は、
前の週に京都牝馬特別(現・京都牝馬ステークス)へ出走していて、
いわゆる連闘だったわけですが、牝馬の連闘に上がり目あり
という格言通り、見事な勝利を見せたわけです。

さて、話はそのレースから3ヶ月後。
ブロードアピールは、京王杯スプリングカップ(G2・東京・芝1400)への
出走を目論んだのですが、登録頭数が多く除外の対象になったので、
やむなく京都のオープン特別である栗東Sに出走することになりました。

とはいえ、ブロードアピールにとってダート戦は、
初勝利となった出走2戦目以来1年8ヶ月ぶりであり、
しかも、ダート短距離路線で絶大な強みを発揮していた2頭、
エイシンサンルイスサウスヴィグラスが出てきます。
更にコンビを組むのが、この馬に初騎乗の松永幹夫騎手。
もちろん、牝馬に強いと定評のある有力騎手には違いないのですが、
いかんせん初顔合わせ。陣営にとっては不安だらけの一戦だったと思います。

レースが始まってみると、エイシン、サウスの有力2騎は
積極果敢に先行争いに加わる勢いだったのに対して、
ブロードアピールは後方4番手を追走している状況。
たまたまこの日(土曜日だった)、仕事が休みでテレビ観戦していた私は、
数十秒後にとんでもない奇跡が起きるなどとは想像もしていません。

で、4コーナーを回って直線の入口。
エイシンとサウスは逃げたキーゴールドと共に先頭争い。
ここからキーゴールドが脱落し、エイシンとサウスの一騎打ち。
ややエイシンが先行しかかったまさにその時でした。

大外からとんでもねえ脚で追い込んでくる馬がいました。
テレビ画面を見て、私は心底驚き、部屋で声をあげたのです。
ブロードアピールがすさまじい勢いで追い込んできて、
内のエイシンサンルイスを差しきってしまったのです。

私は、レースが終わった瞬間、しばし絶句したあと、
なぜか大笑いしてしまいました。
何じゃこりゃあ!
あまりの鬼脚に、それ以上の言葉が出ませんでした。

以後、しばらくは芝路線で走ることを継続しましたが、
その年のスワンS(4着)を最後に、1戦を除き、
全てダートの短距離路線を走っていました。

この馬の重賞勝ちのほとんどは、ダートに主戦場を移して以後のもので、
圧巻は何と言っても、その年の根岸ステークスでした。
あれは語り種とも呼ぶべきレースでしたね。
スタートから4コーナー出口ぐらいまでずっと最後方にいて、
東京競馬場の直線で、14頭ごぼう抜きという離れ技を
(このレースは出走15頭でした)平気でやってのけるんですから。

で、この根岸Sのビデオは見たことがありましたが、
栗東Sに関しては、あのテレビ観戦以来全く見たことがなく、
しかしながら、根岸Sこそがブロードアピール最大の白眉である
というような論評が多く見られる中、
私は、あの栗東Sこそが本当の白眉だぞと思い込んできたわけです。

で、今日、そのレースが久しぶりにDVDで見られるというわけで
サラブレ5月号を買い、早速レースを見ました。
もう、大笑いです。何ですか、あの強烈な追い込みは。
今風に言うなら、まさに「あり得ねえ〜」追い込みですよ。

興味のある方は、ぜひ購入して御覧ください。
驚愕の追い込みは必見ですよ。
posted by KAZZ at 21:57 | 島根 | Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬(その他) このエントリーを含むはてなブックマーク
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