2005年03月15日

この道をゆけば〜オフ・コース・ラウンド2 / オフ・コース

さて、オフコースのアルバム御紹介企画。
今日は第2弾で2枚目のアルバム「この道をゆけば」です。

[曲目]
1:プロローグ(鈴木康博)
2:すきま風(鈴木康博)
3:はたちの頃(鈴木康博・重実博)
4:日曜日のたいくつ(鈴木康博)
5:別れの情景・I(小田和正)
6:別れの情景・II〜もう歌はつくれない(小田和正)
7:新しい門出(鈴木康博)
8:あの角をまがれば(小田和正)
9:若すぎて(鈴木康博)
10:のがすなチャンスを(鈴木康博)
11:首輪のない犬(小田和正)
12:わが友よ(小田和正)

[プロデュース]
橋場正敏、オフ・コース

[編曲]
オフ・コース、小田和正/鈴木康博(弦)

[ゲスト]
高橋幸宏・小原礼(サディスティックス)、大村憲司、村上「ポンタ」秀一ほか

[発売日]
1974年5月5日

[アルバム解説と感想]
 前作がお金をかけたわりに売れなかったというのに、オフコースは引き続き
お金をかけて2枚目のアルバムを作りました。
 前作の時にも書いたように、当時における杉田二郎の影響力というのはかな
りのものだったようで、その杉田が目をかけているグループとあっては、東芝
音楽工業も従わざるを得ない状況はあったようです。

 もっとも、そういう裏の事情はさておいて、オフコースが一流のセッション
メンバー(サディスティックスのメンバーの名前もある)と共に作った2枚目
は、前作より更に音楽にこだわった作品と言えそうです。
 収録曲のクレジットを見ていくとわかるように、全作品の半分以上を鈴木が
受け持っています。彼は当時、ソウルミュージックに結構入れ込んでいたそう
で、そうした傾向を持つ作品も随所に散りばめられています。
 鈴木が脱退するまで彼らのライブの定番だったT−10などは、そんな中の
代表作と言っていいでしょう。
 もちろん、小田もしっかりと自分の形を出し始めていますが、このアルバム
に関して言えば、鈴木色が非常に強いアルバムであり、それ故にオフコースの
全アルバムの中でもひときわ異彩を放っていて、且つ音楽的によく練れている
作品だと言えるかもしれません。

 とはいえ、このアルバムも結果から言えば売れませんでした。それはなぜか。
後にオフコースに加入することになる清水仁は、彼がオフコースの連中と知り
合いになってからたまたま見た彼らのライブに原因があったと分析しています。
「演奏が始まると超一流。でも、演奏が終わ(って喋り始め)るとアマチュア
以下」だと彼は、当時のインタビューで答えていました。

 更に、このアルバムからは「もう歌はつくれない」がシングルカットされた
ものの、例によって売れず、これが原因で、外部作家の作品「忘れ雪/水入ら
ずの午後
」というカップリングのシングルを作らされることになりました。
しかし、本人たちがこれらの作品に納得するわけもなく、やがてそれが一つの
転機をオフコースにもたらすきっかけになるのですが、それは次回のお話で。

[お勧め曲]
 強いて挙げれば、T−1、5〜7、10〜12でしょうが、やはりこの作品も
全部聴いてもらいたいとこです。

[必聴度](★…1点、☆…0.5点。5点満点)
★★★★★

次回は初めてのライブアルバム「秋ゆく街で」を取り上げます。
posted by KAZZ at 19:57 | 島根 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | オフコース このエントリーを含むはてなブックマーク
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