2005年02月23日

BRIDGES TO BABYLON : THE ROLLING STONES

さて、今日は1997年発表の「BRIDGES TO BABYLON」です。
ものごっついアルバム、とでも言いましょうか。

[曲目紹介]
1 : Flip the switch (Mick Jagger / Keith Richards)★
2 : Anybody seen my baby? (Mick Jagger / Keith Richards / k.d. lang / Ben Mink)◇
3 : Low down (Mick Jagger / Keith Richards)★
4 : Already over me (Mick Jagger / Keith Richards)★
5 : Gunface (Mick Jagger / Keith Richards)◆
6 : You don't have to mean it (Mick Jagger / Keith Richards)☆
7 : Out of control (Mick Jagger / Keith Richards)★
8 : Saint of me (Mick Jagger / Keith Richards)○
9 : Might as well get juiced (Mick Jagger / Keith Richards)○
10 : Always suffering (Mick Jagger / Keith Richards)●
11 : Too tight (Mick Jagger / Keith Richards)★
12 : Thief in the night (Mick Jagger / Keith Richards / Pierre de Beauport)★
13 : How can I stop (Mick Jagger / Keith Richards)★

ここまでが通常シーケンス。

<日本盤ボーナストラック>
14 : Angie (Live at Tokyo Dome 1995) (Mick Jagger / Keith Richards)★

[プロデューサー]
このアルバムは担当が少し複雑なので、記号をつけてみました。

★ザ・グリマー・トゥインズ&ドン・ウォズ(T-1,3,4,7,11,12,13,日本盤の14)
☆ザ・グリマー・トゥインズ、ドン・ウォズ&ロブ・フラボニ(T-6)
●ザ・グリマー・トゥインズ、ドン・ウォズ&ピエール・デ・ビューポート(T-10)
○ザ・グリマー・トゥインズ、ドン・ウォズ&ザ・ダスト・ブラザーズ(T-8,9)
◆ザ・グリマー・トゥインズ&ダニー・セイバー(T-5)
◇ザ・グリマー・トゥインズ&ザ・ダスト・ブラザーズ(T-2)

[主なエンジニア]
エド・シャーニー、ロブ・フラボニ、ダン・ボスワース、ジョン・X・ヴォライティス、ザ・ダスト・ブラザーズほか

[アルバムについての感想]
 ハジケている、と昨日は書いたのですが、実際その通りで、ステディな
作風が2つ続いたあとに、ストーンズとしては少々冒険したような作風の
アルバムを持ってきた、という印象です。印象としては、「キッチリと真
面目に作った『Undercover』」とでも言えばいいのでしょうか。

 複数のプロデューサーを起用するという方針は、どうやらミックによっ
て出されたアイディアのようですが、いつもなら反対するか、仕方なしに
受け入れるかするキースやチャーリーが、「その手法もあり」と賛同した
ことから、話はすんなりまとまったようです。
 とはいえ、当初予定のプロデューサー連中のうち、ベイビーフェイスだ
けがラインアップから外されてしまったという事実もありました。彼の作
る音が、どうもストーンズのそれには合わなかったようです。
 もっとも、ベイビーフェイスのような、どこか整然とした音を作るタイ
プだと、ストーンズの音が小さくまとまってしまう危険性もあったので、
それを考えれば、ベイビーフェイスのプロダクションを外したことは、悪
い選択ではなかったと思います。

 基本的には前2作に引き続いて、ドン・ウォズが全体的な面倒を見てい
ますが、何と言っても注目したいのは、ダニー・セイバーとザ・ダスト・
ブラザーズという2組のプロデューサー。
 ダニー・セイバーは、ハッピー・マンデーズというバンドをやっていた
ショーン・ライダーが新たに結成したグループ、ブラック・グレープのプ
ロデューサーをやっている人物で、後にはそのバンドにベースとして加入
してもいます。
 そして、ザ・ダスト・ブラザーズ。ベックやビースティ・ボーイズらの
プロデューサーとして評判の2人組です。
 このニューブリードを引き込んで、ストーンズは妙なハジケ方をしてみ
せるのですから、大したもんです。
 ことに、T−2(k.d.ラングの「Constant Craving」という作品とよく
似ている部分があるとの指摘を受け、急遽ラングとベン・ミンクが作者と
してクレジットに加えられたらしい)やT−9などという作品に、従来型
ストーンズとは違うことだって、キッチリやればやれるんだよ、というよ
うなストーンズなりの意思を見て取ることができます。
 ザ・ダスト・ブラザーズが担当した以外の作品も、従来のストーンズ的
作風はしっかりと維持しつつ、コクと味わいの深さを醸し出すことには、
キッチリと成功しているようです。

 まあ、一部の曲に、従来からのファンにはウケの良くない作品があるの
は確かなことですが、ローリング・ストーンズはそういうものも全部ひっ
くるめてローリング・ストーンズなのです。
 そう思えば、これはとても出来のいい部類に入る作品だと思いますよ。

[個人的にお勧めの曲]
 強いて挙げれば、T−1、2、5〜10、12、13ぐらいですかね。
できれば(ボーナストラックは別としても)全曲聴いてくださいな。

[聴いとけ度]
★★★★★

さて、次回はいよいよアルバム御紹介シリーズとしては最終回、
「NO SECURITY」です。
私も見に行った「BRIDGES TO BABYLON」ツアーのライヴ盤です。
posted by KAZZ at 20:47 | 島根 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | THE ROLLING STONES このエントリーを含むはてなブックマーク
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