今回を含めてあと3回(「LIVE LICKS」を買っていないので)となりました。
というわけで、今日は「STRIPPED」です。
ライヴとスタジオ録音が混じった、企画盤みたいなもんですかね。
[曲目紹介]
1 : Street fighting man (Mick Jagger / Keith Richards)
2 : Like a rolling stone (Bob Dylan)
3 : Not fade away (Norman Petty / Charles Hardin)
4 : Shine a light (Mick Jagger / Keith Richards)
5 : The spider and the fly (Mick Jagger / Keith Richards)
6 : I'm free (Mick Jagger / Keith Richards)
7 : Wild horses (Mick Jagger / Keith Richards)
8 : Let it bleed (Mick Jagger / Keith Richards)
9 : Dead flowers (Mick Jagger / Keith Richards)
10 : Slipping away (Mick Jagger / Keith Richards)
11 : Angie (Mick Jagger / Keith Richards)
12 : Love in vain (Robert Johnson, adapted by Mick Jagger / Keith Richards)
13 : Sweet Virginia (Mick Jagger / Keith Richards)
14 : Little baby (Willie Dixon)
<日本盤ボーナストラック>
15 : Black limousine (Mick Jagger / Keith Richards / Ron Wood)
本作の正規盤は、本来、PCで視聴できるパートが混じった、通称
エンハンストCDという形で発売されていますが、日本盤と日本へ
の輸入盤に関しては、通常のCDしか発売されていません。
なお、そのエンハンストCDには、以下の
ているんだそうです。
1 : Tumbling dice (Mick Jagger / Keith Richards)
2 : Shattered (Mick Jagger / Keith Richards)
3 : Like a rolling stone (Bob Dylan)
[プロデューサー]
ザ・グリマー・トゥインズ、ドン・ウォズ
[主なエンジニア]
エド・シャーニー、クリス・キムジー、ボブ・クリアマウンテンほか
[アルバムについての感想]
MTVの人気プログラムの一つに「Unplugged」というライヴがある
のを御存知の方も多いと思います。
出演するミュージシャンやバンドは、電気楽器を一切使わず、生音、
つまりアコースティックセットのみで勝負するという、考えようによっ
ては、かなりの度胸を要するライヴです。
しかし、出てくるミュージシャンには、自分の違った魅力を知らしめ
るための良い機会だと思われたのか、なかなかウケが良かったようで、
このショウケースをライヴCDとして売るアーティストが登場しました。
その先駆けになったのは、恐らくポール・マッカートニーだと思うの
ですが、これ以来、エリック・クラプトン、ロッド・スチュワートらが、
それぞれにこの種のアルバムを出し、成功しています。
でもって、このアルバムですが、そうした風潮にちょっとだけ乗って
みようかという、言葉は悪いんですが、結構安易な感じで立案されたよ
うな気がします。
とはいえ、ただのアコースティックセットだけでは意味がないと思っ
たのか、ライヴ音源も幾つか混ぜることで、ヴードゥー・ラウンジ・ツ
アーの模様と一緒に公開しようということになったようですね。
目玉は、やっぱりT−2でしょうか。言わずと知れたボブ・ディラン
の大ヒット作で、私もこれを大阪公演で聴いたんですが、まあ素晴らし
いと言ったらないですな。
タイトルがタイトルだけに、妙なこじつけや詮索をされるのが嫌だと
いう理由で、リハーサルなんかではたまに演奏したものの、積極的に実
際のステージではやらなかったらしいのですが、ヴードゥー・ラウンジ・
ツアーでは遂にやってみようということになって、やったらしいですね。
本作収録のテイクでは、曲終わりにキースが嬉しそうに「Thank you
Bob!」なんて言ってたりします。
スタジオ録音作品は、東京の東芝EMIスタジオと、ポルトガルのリ
スボンで録られているようですね。
どれも、1994年のストーンズスタイルで、アコースティック主体
の演奏を聴かせています。T−14が新曲で、他はセルフカバーです。
スタジオ録音作品のインターバルが長くなりがちになってきた彼らの、
いわばプレゼント的なアルバムだと思って聴くと、いいかもしれません。
出来としては、いい方でしょう。
[個人的にお勧めの曲]
スタジオ録音ではT−3、5、10、12、14を、ライヴ録音では、
T−1、2、4、そして日本盤のみのボーナストラックであるT−15
というところでしょうか。
[聴いとけ度]
★★★
さて次回は、現在のところ最新の(といっても、もう7年前の作品ですが)
スタジオ録音作品「BRIDGES TO BABYLON」です。
このアルバムは何か知りませんが、結構ハジケちゃってますね。
まあ、その辺のことは明日にでも。
(2005年2月25日、一部修正)
※いただいたコメントは全て拝読しております!
最後に、ブックレットを見る限りでは、映像として収録されているのは、
shattered
tumbling dice
like a rolling stone
の3曲と書いてあるような気がするのですが、あんまり英語がよくわからないので、自信はありません。
ありがとうございました。
実は私も輸入盤を買ったクチでして・・・。
再生の仕方やスペックまで書いてあるのに
いざPCに入れたら再生できないとはどういうことかと思ったもんです。
単純にエンハンストCDではなかったというわけですね。
推測ですが、日本盤がエンハンストCDではない以上、
日本向けの輸出盤も通常CD仕様にしたのではないかと。
ストーンズグッズの老舗であるギミーシェルターあたりだと、
エンハンスト仕様のCDが買えたりするかもしれませんが、
そこら辺までは私にもわかりません。
で、映像部分ですが、確認したところ、
確かに3曲分のクレジットがありますね。
よく確認しなかったための誤記です。
大変申し訳ありませんでした。