2006年06月25日

【W杯TV桟敷観戦記・20】決勝トーナメント1回戦第1戦:ドイツvsスウェーデン

2006ドイツW杯決勝トーナメント1回戦第1戦@ミュンヘン

ドイツ 2(2−0,0−0)0 スウェーデン

<得点>
GER)ポドルスキ(4')、ポドルスキ(12')
SWE)なし

<警告・退場>
GER)フリンクス(27'・警告)
SWE)ルチッチ(28'・警告)、ルチッチ(35'・警告×2→退場)、ヨンソン(47'・警告)、アルベック(78'・警告)

<交代>
GER)7シュヴァインスタイガー→18ボロフスキ(72')、20ポドルスキ→10ノイヴィル(74')、8フリンクス→5ケール(85')
SWE)16カルストレム→13ハンソン(39')、18ヨンソン→21ウィレムソン(52')、10イブラヒモヴィッチ→20アルベック(72')

<メンバー>
ドイツ

先発
GK 1 イェンス・レーマン
DF 3 アルネ・フリードリヒ
DF 16 フィリップ・ラーム
DF 17 ペア・メルテザッカー
DF 21 クリストフ・メツェルダー
MF 7 バスティアン・シュヴァインスタイガー(72' OUT)
MF 8 トルステン・フリンクス(85' OUT)
MF 13 ミヒャエル・バラック
MF 19 ベルント・シュナイダー
FW 11 ミロスラフ・クローゼ
FW 20 ルカス・ポドルスキ(73' OUT)

サブ
-- 2 マルセル・ヤンセン
-- 4 ロベルト・フート
-- 5 セバスティアン・ケール(85' IN)
-- 6 イェンス・ノヴォトニー
-- 9 マイク・ハンケ
-- 10 オリヴァー・ノイヴィル(73' IN)
-- 12 オリヴァー・カーン
-- 14 ゲラルト・アサモア
-- 15 トマス・ヒツルスペルガー
-- 18 ティム・ボロフスキ(72' IN)
-- 22 ダヴィッド・オドンコー
-- 23 ティモ・ヒルデブラント


スウェーデン

先発
GK 1 アンドレアス・イサクソン
DF 3 オロフ・メルベリ
DF 4 テディ・ルチッチ(35' Send Off)
DF 5 エリック・エドマン
DF 7 二クラス・アレクサンデルソン
MF 6 トビアス・リンデロート
MF 9 フレドリク・リュングベリ
MF 16 キム・カルストレム(39' OUT)
MF 18 マティアス・ヨンソン(52' OUT)
FW 10 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(72' OUT)
FW 11 ヘンリク・ラーソン

サブ
-- 2 ミカエル・ニルソン
-- 8 アンデルス・スヴェンソン
-- 12 ジョン・アルボーゲ
-- 13 ペテル・ハンソン(39' IN)
-- 14 フレドリク・ステンマン
-- 15 カール・スヴェンソン
-- 17 ヨハン・エルマンダー
-- 19 ダニエル・アンデルソン
-- 20 マルクス・アルベック(72' IN)
-- 21 クリスティアン・ウィレムソン(52' IN)
-- 22 マルクス・ローゼンベリ
-- 23 ラミ・シャーバン


<感想>
 ドイツが序盤にドカッと2点取ったじゃないですか。それもクローゼとポドルスキの鮮やかなコンビネーションで。これを見せられたら、こりゃもうドイツがGL初戦のコスタリカ戦みたいに、ドカドカ点を取っちゃうんじゃないか、みたいに思ってたんです。
 で、実際にドイツはホームの地の利を得て、スウェーデン陣内にえげつなく攻め込んでいくわけですが、時間の経過と共に、何かこう、攻めが軽くなっていくというか、威圧感がどんどん欠如していくというか、そういう風に見えてしまいました。
 特にスウェーデンのルチッチが2枚目の警告で退場になって以後、それはもうスウェーデンが可哀相になるぐらい、ガンガン攻めに行ってるわけです。
 そうなってくると、普通の場合、スウェーデンにもある種の諦めに似た感情が出てくると思うんですよ。特に後半、ラーションがPKを失敗したあとなんて、明らかにスウェーデンの選手たちの足が止まり加減になっていきました。
 そうなりゃもう、ますますドイツが攻勢に出て、下手をすれば大量得点で圧勝なんてこともあるだろうと思ったら、そうじゃなかったんです。

 もちろん、退場者が相手に出たことで、それなりの余裕がドイツの選手たちに生じたのでしょうし、その余裕を根拠に幾分のペースダウンをすることも可能だったのでしょう。
 それはそれで理解するんですが、それにしても何かこう、攻めに鋭さが徐々に失われていったような感じになったのは何故なんでしょうか。

 最大の問題はバラックじゃないかと思うのです。彼が攻撃に絡む機会がそれほどまで多数あったわけではなく、時々前の方に現れてきても、配球や彼自身の動きなどで局面を打開するというような雰囲気はあまりなく、思い出したようにミドルを打ってみたりする程度。
 もちろん、バラックの力をさほど多く必要としないほど、例えばラームであるとか、シュナイダー、フリンクス、シュヴァインスタイガーなんて辺りが元気に動いているのですから、現状のこのチームにおいて特段にバラックが突出する必要もないのですが、やはり彼がチームを多少強引にでも引っ張るのだという姿勢を見せていかないと、いくらホームの大声援をバックにつけているからと言っても、次のアルゼンチン戦などは今回のスウェーデン以上に多数の手練れを擁する難しい相手だけに、厳しいかもしれません。
 バラックが後ろの方に下がってきて球を捌くというシーンをよく見かけましたが、やはり彼は本来、ゴールに向かってナンボの選手だと思いますし、だからこそ、彼自身がもっと前に出て主張をしなければいけないように思うわけです。

 もっとも、理由はバラックだけではなく、クローゼとポドルスキの動きのイメージが微妙に違っていたりするのもありましたし、チーム全体に「これでいいや」というイメージが変に出来上がってしまったこともありそうです。
 スウェーデンもそこを衝いて攻められれば良かったのでしょうが、何せ退場者を出して1人少ない状態の上に、後半にはラーションがPKを失敗するという有り様で、そのPK失敗以降、完全に萎んでしまいました。
 リュングベリなどは持ちすぎて相手に絡まれて本来の威力を出し切れない状況でしたし、なかなかボールが自分に収まってくれないイブラヒモヴィッチにしても、時折ハッとするプレーで度肝を抜いてはいたのですが、相手を恐れさせるまでには至らなかったわけで。ラーションも奮闘はしましたが、ドイツの寄せの速さに悪戦苦闘するしかなく、スウェーデンの攻撃は偶発的要素かセットプレーに頼るしかない状況に陥ってしまいました。

 とりあえず、ドイツは勝ったんですが、ポドルスキの2点目以降、何かもう一つ攻めきれない部分を見せてしまったわけで、これが次の試合にどういう影響をもたらすのか、気になります。


<おまけ>
・・・は、今回特にありません。
posted by KAZZ at 09:16 | 島根 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 2006W杯ドイツ大会 このエントリーを含むはてなブックマーク
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