2006年06月15日

【W杯TV桟敷観戦記・7】予選RグループH第1戦:スペインvsウクライナ

2006ドイツW杯予選GL/Hグループ第1戦@ライプチヒ

スペイン 4(2−0,2−0)0 ウクライナ

<得点>
ESP)シャビ・アロンソ(13')、ビジャ(17')、ビジャ(48'=PK)、フェルナンド・トレス(81')
UKR)なし

<警告・退場>
ESP)なし
UKR)ルソル(16'・警告)、ヴァシュチュク(47'・退場)、イェゼルスキ(53'・警告)

<交代>
ESP)21ビジャ→7ラウール(55')、14シャビ・アロンソ→6アルベルダ(55')、11ルイス・ガルシア→18セスク(76')
UKR)9フシェフ→16ヴォロベイ(HT)、14フシン→8シェライェフ(HT)、21ロタン→11レブロフ(63')

<メンバー>
スペイン

先発
GK 1 イケル・カシージャス
DF 3 マリアノ・ペルニア
DF 5 カルレス・プジョル
DF 15 セルヒオ・ラモス
DF 22 パブロ
MF 8 シャビ
MF 14 シャビ・アロンソ(55' OUT)
MF 16 マルコス・セナ
FW 9 フェルナンド・トレス
FW 11 ルイス・ガルシア(76' OUT)
FW 21 ダビド・ビジャ(55' OUT)

サブ
-- 2 ミチェル・サルガド
-- 4 カルロス・マルチェナ
-- 6 ダビド・アルベルダ(55' IN)
-- 7 ラウル(55' IN)
-- 10 ホセ・アントニオ・レジェス
-- 12 アントニオ・ロペス
-- 13 アンドレス・イニエスタ
-- 17 ホアキン
-- 18 セスク・ファブレガス(76' IN)
-- 19 サンティアゴ・カニサレス
-- 20 フアニート
-- 23 ホセ・マヌエル・レイナ


ウクライナ

先発
GK 1 オレクサンドル・ショフコフスキ
DF 2 アンドリ・ネスマチニ
DF 5 ヴォロディミル・イェゼルスキ
DF 6 アンドリ・ルソル
DF 17 ヴラディスラフ・ヴァシュチュク(47' Send Off)
MF 4 アナトリ・ティモシュチュク
MF 9 オレグ・フシェフ(HT OUT)
MF 14 アンドリ・フシン(HT OUT)
MF 21 ルスラン・ロタン(63' OUT)
FW 7 アンドリ・シェフチェンコ
FW 10 アンドリ・ヴォローニン

サブ
-- 3 オレクサンドル・ヤチェンコ
-- 8 オレグ・シェライェフ(HT IN)
-- 11 セルギ・レブロフ(63' IN)
-- 12 アンドリ・ピアトフ
-- 13 ドミトロ・チグリンスキ
-- 15 アルテム・ミレフスキ
-- 16 アンドリ・ヴォロベイ(HT IN)
-- 18 セルギ・ナザレンコ
-- 19 マクシム・カリニチェンコ
-- 20 オレクシ・ビェリク
-- 22 ヴャチェスラフ・スヴィデルスキ
-- 23 ボフダン・シュスト


<感想>
 この試合のように、気がついたらこれだけの差になっていた、というゲームをよく見かけます。あれって、見てる方は何気なく得点を確認したら「オヤッ?」と思っちゃうんですよね。

 暑さを気にしたかどうなのか、立ち上がりは様子見というか、腹の探り合いみたいな感じになっていましたが、そんな中で上手く手中にしたセットプレーを利して、たまたま2発ものにしたスペインの強かさってのは、大したもんですね。
 あれがもしもどっちか片方、あるいはどっちもゴールできてなかったら、こうまで大差がつかなかったんじゃないかと思うんですよ。
 恐ろしいのはやはり得点ってとこでしょうかね。別にウクライナが過度に萎縮していたわけでもないのに、何だかやりにくそうと言うか、窮屈そうにやってるのに対して、スペインの自由奔放ぶりはどうなのか、という。
 あれで勢いも心持ちも全部スペインが優位に立っちゃったわけですから、点取りゲームたるサッカーに於いて得点を決めるってのは、当たり前の話ですが、とても効果的なことなんですね。

 可哀相なのはシェフチェンコでしょう。満足にボールが回ってこないんですから。でも、それは単純にシェフチェンコだけのせいではありません。
 一番問題だと思ったのは、そのシェフチェンコを活かす、というか、シェフチェンコにボールを操らせるスペースを、周囲の誰もが作ってやれないことなんですね。
 もちろん、絶対的なエースがシェフチェンコである以上、ウクライナは彼を中心に攻撃を組み立てたいんですが、見てるととにかくシェフチェンコが孤立しちゃってて、もう可哀相とかそういうのを通り越しちゃうぐらいなんですよ。
 言うまでもなく、シェフチェンコ自身にも多少の非はありますよ。相手の厳しいマークにまとわりつかれながらバカ正直に中心部で張ってたって、簡単にボールなんか回ってきませんよ。
 でも、シェフチェンコがそういう状況なら、周りがそれを打開してあげないとダメだと思うんですよ。なのに、そのような動きが少々足りなかった。
 これでは如何なシェフチェンコといったって、ゴールなんか取れるわけもありません。

 対するスペインは、ウクライナがそれほどガツガツ来ないんで、楽してました。スペインの立場からしたら、こんな楽なゲームはないんじゃないかと言いたくなるぐらい、パス回しも前への進攻も、自分たちなりにやらせてもらえたわけですから。
 後半立ち上がりにウクライナに退場者が出てから、それはいよいよ決定的になっちゃいましたね。で、直後のPKを決めてからは、もうすっかりスローダウンモードで、彼我の差は見る見るうちに広がるばかり。
 フェルナンド・トレスの4点目なんて、あれはプジョルのオーバーラップの練習かと思うぐらい、イージーにパスが決まって、そりゃ見てる分には面白かったんですけど、ウクライナも疲労が重なってチェックになんか行けるわけないですよ。

 ウクライナのブロヒン監督が決定的にミスをしたと思ったのは、後半開始と共に一気に交替枠を2つ使っちゃったあれですね。
 確かに、あれでほんの一時的にですが、ウクライナは生き返ったんですが、まさかその直後にヴァシュチュクが一発退場させられるなんてことになろうとは思わなかったでしょう。
 ヴァシュチュクの軽率さは、ウクライナのゲームプランを完全に狂わせたという意味に於いて当然責められるべきですが、それよりもあの場で交替枠を一気に2つも使うという判断がどうだったか、ということは言えると思います。

 ただ、スペインにもちょっとだけいただけない点があって、それは何かと言ったら、終盤にカシージャスが軽率な飛び出しをして相手にチャンスを与えてしまったことでしょう。
 あれはカシージャスが自重しなければいけない場面でした。なんであの場で彼が飛び出してくるのか、その意図がわかりませんでした。

 何にしても、スペインにとってはまさに儲けものの一戦だったという気がしますね。逆にウクライナとしては、これはもう事故みたいな試合だと割り切るしかないでしょう。
 スペイン側からすれば、あとはラウルが得点を決めるだけって感じじゃないですか。


<おまけ>
国際映像が、やたらと客席でビール飲んでる男女を撮してましたが、
あれは選手たちがちょっと可哀相ですよ・・・。
posted by KAZZ at 00:50 | 島根 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 2006W杯ドイツ大会 このエントリーを含むはてなブックマーク
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