2006年06月13日

【W杯TV桟敷観戦記・5】予選RグループF第1戦:オーストラリアvs日本

2006ドイツW杯予選GL/Fグループ第1戦@カイザースラウテルン

オーストラリア 3(0−1,3−0)1 日本

<得点>
AUS)カヒル2(84'、89')、アロイージ(89')
JPN)中村(26')

<警告・退場>
AUS)グレッラ(33'・警告)、ムーア(58'・警告)、カヒル(69'・警告)、アロイージ(78'・警告)
JPN)宮本(31'・警告)、高原(40'・警告)、茂庭(68'・警告)

<交代>
AUS)23ブレシアーノ→4カヒル(53')、3ムーア→19ケネディ(61')、20ウィルクシャー→15アロイージ(75')
JPN)19坪井→2茂庭(56')、13柳沢→18小野(79')、2茂庭→16大黒(89')

<メンバー>
オーストラリア

先発
GK 1 マーク・シュワルツァー
DF 2 ルーカス・ニール
DF 3 クレイグ・ムーア(61' OUT)
DF 14 スコット・チッパーフィールド
MF 5 ジェイソン・チュリーナ
MF 7 ブレット・エマートン
MF 13 ヴィンス・グレッラ
MF 20 ルーク・ウィルクシャー(75' OUT)
MF 23 マルコ・ブレシアーノ(53' OUT)
FW 9 マーク・ヴィドゥカ
FW 10 ハリー・キューウェル

サブ
-- 4 ティム・カヒル(53' IN)
-- 19 ジョシュ・ケネディ(61' IN)
-- 15 ジョン・アロイージ(75' IN)
-- 6 トニー・ポポヴィッチ
-- 8 ヨシップ・スココ
-- 11 スタン・ラザリディス
-- 12 アンテ・コヴィッチ
-- 16 マイケル・ボーシャン
-- 17 アーチー・トンプソン
-- 18 ジェリコ・カラチ
-- 21 ミレ・ステリョフスキ
-- 22 マーク・ミリガン


日本

先発
GK 23 川口能活
DF 5 宮本恒靖
DF 19 坪井慶介(56' OUT)
DF 22 中澤佑二
MF 3 駒野友一
MF 7 中田英寿
MF 10 中村俊輔
MF 14 三都主アレサンドロ
MF 15 福西崇史
FW 9 高原直泰
FW 13 柳沢敦(79' OUT)

サブ
-- 2 茂庭照幸(56' IN → 89' OUT)
-- 18 小野伸二(79' IN)
-- 16 大黒将志(89' IN)
-- 1 楢崎正剛
-- 4 遠藤保仁
-- 6 中田浩二
-- 8 小笠原満男
-- 11 巻誠一郎
-- 12 土肥洋一
-- 17 稲本潤一
-- 20 玉田圭司
-- 21 加地亮


<感想>
 別にヒディンクにマジックをかけられて負けたわけじゃないですよ。ヒディンクがこの試合で見せた戦術なんて、マジックだの何だのと喧伝されるほど大したもんじゃなくて、単に前線の枚数を増やして攻撃偏重に持ってきたというだけのもんですよ。言われるほどの知略家でもなくて、ただの攻撃好きな人に過ぎないんじゃないですか。言われてるほどの名将じゃありませんよ、ヒディンクって人は。

 で、そんなフツーの監督率いるオーストラリアにドカ負け喰らっちゃうという、我らが日本。これはいったい何なのか、という気がします。

 問題とされるべき点は多くあるんでしょうけど、一番の問題は、このチームには泥臭さが足りないってことです。あまりにもスマートに物事を運ぼうとしすぎるんです。
 正直、予選のグループリーグなんて、勝っちゃえばいいんですよ。内容がどうとか、そんなもん誰も気にしないんです。如何なる形に於いても、最終的に勝ち点3をゲットする。それでいいんです。他に何も要らない。
 もちろん、日本だってそれを狙っていたでしょう。しかし、それにしては何か「きれい」なプレーに終始したがる連中がいる。

 後半、カウンターで高原がドリブルで持ち上がって、柳沢がこれに併走して攻め込んでいくシーンがありました。
 見てて、これは高原がそのままDFをかいくぐってシュートするんだろうなと思ってたら、高原は何を思ったか、突如パスを横にいた柳沢の方向に出してしまいました。
 柳沢は慌てて位置を修正してショットしたわけですが、肝心のショットは力無く相手GKの下に転がっていくだけ。

 これがいわゆる「ジーコジャパン」なんだなあ、と思いました。

 きれいにやれば良いってもんじゃないんですよ。もっと泥臭く、ワイルドになって良いんです。プレーを省略した方が良いのなら、中盤をズバッと省略して良いし、ガツガツ行って相手に圧力をかけた方が良いのなら、ガツガツと威圧して行けば良いんです。
 極論すれば、小綺麗なサッカーに固執するんじゃなく、小汚いと言われるぐらいのサッカーもどんどん織り交ぜていいんですよ。そうやってメリハリをつけながら、相手を威嚇して押し込んでいかなければ、相手も怯んでくれないし、迷ってくれないわけです。

 そこを(それに含まれるリスクも込みで)もっともっと厳しくやってほしかったのに、肝心のこの大舞台で小綺麗なサッカーに終始してしまった。
 それを単純にジーコジャパンの限界だなどとは言いたくないんですが、でも、そう言わざるを得ないような気がしてしまうんです。

 それと、思わぬ暑さに消耗も激しかったのかもしれませんが、それは相手も同じことで少なくとも敗戦の理由にすべきではありません。

 オーストラリアの方はというと、交代選手がたまたま当たった、という印象でした。長身のケネディはともかく、カヒルとアロイージは効いてました。特に2得点のカヒルは実にいやらしい選手です。
 アーセナルの監督であるアーセン・ベンゲルが、フジテレビの特番でインタビューに答えていた中で、要注意選手の1人として挙げていたのが、このカヒルでしたが、まさにその通りという感じでした。
 そして駄目押しがアロイージ。これもまた結構ゴツゴツきてました。最終盤の得点に結びつく突進も良かったんですが、それよりも当たりの強いプレーで日本代表を威圧というか威嚇している印象がありました。

 何にしても1つだけ明確なことは、日本がオーストラリアに力負けした、ということだけです。
 こういう結果になった以上、大胆に開き直って次戦以降を戦うしかありません。そうしなければ、結果は出ないでしょう。
 ともかく、日本代表にはこれまで以上の奮起を期待するしかありません。


<おまけ>
・・・を書くまでもないですね。
PVに関しては、PV関係のエントリでも読んでみてください。
posted by KAZZ at 22:53 | 島根 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 2006W杯ドイツ大会 このエントリーを含むはてなブックマーク
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