だんだん佳境に入ってきました。
今日は1980年発表の「EMOTIONAL RESCUE」です。
[曲目紹介]
1 : Dance (Pt.1) (Mick Jagger / Keith Richards / Ron Wood)
2 : Summer romance (Mick Jagger / Keith Richards)
3 : Send it to me (Mick Jagger / Keith Richards)
4 : Let me go (Mick Jagger / Keith Richards)
5 : Indian girl (Mick Jagger / Keith Richards)
6 : Where the boys go (Mick Jagger / Keith Richards)
7 : Down in the hole (Mick Jagger / Keith Richards)
8 : Emotional rescue (Mick Jagger / Keith Richards)
9 : She's so cold (Mick Jagger / Keith Richards)
10 : All about you (Mick Jagger / Keith Richards)
[プロデューサー]
ザ・グリマー・トゥインズ
[主なエンジニア]
クリス・キムジー
[アルバムについての感想]
パリとバハマでレコーディングされたというこのアルバムは、実に
40曲もの作品が作られたらしいんですが、私みたいなひねくれ者は、
「えっ、ホントにこの10曲で良かったの?」みたいなことを、つい
思ってしまうんですね。
正直言って、多くの曲はついつい流して聴いてしまうような感じで、
左から右へとやり過ごせてしまうような作品ばかり。
逆に言えば、そのおかげでT−10や、T−4というような、比較
的グレードの高い曲が目立ったりするわけですが。
このアルバムがこんな有様だったせいもあって、次の「TATTOO YOU」
アルバムは、過去にお蔵入りになったりした作品群からのリサイクル
に走るような行動に出てしまうわけですが、今思うとそれも仕方がな
いことなのかなあ、と考えてしまいます。
間違っても「これがストーンズの代表作だよ」などと言って他人に
勧めてはいけない作品の一つでしょうね。
キースが歌うT−10や、まったりR&RしているT−4のような
一部の作品を除いては。
[個人的にお勧めの曲]
T−4、7、10。これだけで十分です。T−8や9はシングル曲
ですが、T−8はミックが当時デビューしたてのプリンスの真似をし
ているらしく、ほぼ全編ファルセットで歌ってます。でもまあ、何も
ストーンズでやらなきゃいけない曲とも言えません。
T−9はシンプルきわまりないR&Rですけど、歌詞とプロモーショ
ンビデオのバカバカしさを見ていると、ちょっとガッカリしますね。
逆に強くお勧めしたいのは、キースが歌っているビタースイートな
ラヴソングのT−10です。キースが歌うこういうバラードって、本
当に素晴らしいです。
[聴いとけ度]
★
さて、次回はリサイクル時代を先取りした(笑)アルバム
「TATTOO YOU」です。
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