2005年02月08日

SOME GIRLS : THE ROLLING STONES

今日のストーンズのアルバムは1978年発表の「SOME GIRLS」です。
レコード時代にはジャケットに有名女優なんかの顔を無断で載せたために
いろいろ問題になってしまって、後にその顔の部分だけくりぬいて
メンバーのポートレートに差し替えるという荒技を披露してました。

なお、余談ですが、このアルバム以降、キースの名前のクレジットが
「Keith Richard」から「Keith Richards」に変わっています。

[曲目紹介]
1 : Miss you (Mick Jagger / Keith Richards)
2 : When the whip comes down (Mick Jagger / Keith Richards)
3 : Just my imagination (Running away with me) (Norman Whitfield / Barrett Strong)
4 : Some girls (Mick Jagger / Keith Richards)
5 : Lies (Mick Jagger / Keith Richards)
6 : Far away eyes (Mick Jagger / Keith Richards)
7 : Respectable (Mick Jagger / Keith Richards)
8 : Before they make me run (Mick Jagger / Keith Richards)
9 : Beast of burden (Mick Jagger / Keith Richards)
10 : Shattered (Mick Jagger / Keith Richards)

[プロデューサー]
ザ・グリマー・トゥインズ


[主なエンジニア]
クリス・キムジー

[アルバムについての感想]
 このアルバムが出た時期というと、一般的にはパンクとディスコの
せめぎ合いの時代みたいな印象がありますね。
 パンク自体は1970年代の半ば手前ぐらいからあった音楽ですし、
ディスコサウンドも、元を質せばアトランティック・レコードのハウ
スプロデューサーだったアリフ・マーディンあたりが手がけた作品に
端を発して、それをビージーズなんかが独自解釈で拡張させていった
ような経緯がありました。
 余談ですが、ビージーズがラヴサウンドと呼ばれる穏やかな路線を
捨てて、リズム路線に転換したきっかけを作ったのは、実は他ならぬ
アリフ・マーディンでした。

 話がそれましたが、要するにそういう時代の真っ只中に、本作品は
出てきました。
 ミック・ジャガーという人は、特にこの頃からそうですが、やけに
「新しいものを取り入れてみたくなる」性癖を出し始めます。
 進取の気性と言えば聞こえはいいのですが、悪く言えば単なる新し
もの好きです。
 てなわけで、ここでも早速取り入れられています。それがつまり、
T−1におけるディスコビートであったり、T−5や7などにおける
パンク風の味付けだったりするわけですが、天下のストーンズが何も
そこまでしなくても・・・、という気もしますね。

 とはいえ、この人たちの素晴らしいところは、それを単なる猿真似
で終わらせなかったところでしょう。
 確かにT−1なんかは、明らかなディスコビートをバックボーンに
持っていますが、しかしサウンドの屋台骨は、歴としたストーンズの
それで固めているのですし、T−5や7に至っては、元祖パンク野郎
のキースという得難い人材がいるのですから、必要以上にパンク風の
装飾をしなくても良いように作られています。

 そして、そのキース自身はといえば、T−8で自らの再生宣言を、
高らかにやってくれてます。この曲、とにかく素晴らしい作品です。
キースがストーンズに残してきて、且つ自分で歌っている作品では、
間違いなくナンバー1候補に挙げられると思います。
 他にも、おどろおどろしくスポークン・ワードを並べ立てながら、
何かに追い立てられるように歌っているT−10とかも好きですね。
 あとは、T−9でミックが演じている「弱み丸出しの男」みたいな
新境地もいいですし、T−3のカバーも最強です。

 結構売れたアルバムだそうですが、このラインアップなら、決して
それはフロックによる結果ではないと思いますよ。

[個人的にお勧めの曲]
 T−1〜3、6、8〜10ですね。というより、一度は全部通して
聴いてみることをお勧めしますよ。
 間違いなく、これは代表作の一つです。

[聴いとけ度]
★★★★★

さて、次回は「EMOTIONAL RESCUE」です。
ジャケットがサーモグラフィになってる、あれです。
posted by KAZZ at 20:04 | 島根 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | THE ROLLING STONES このエントリーを含むはてなブックマーク
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