2005年02月02日

IT'S INLY ROCK'N ROLL : THE ROLLING STONES

早いもんです。もうここまで来ちゃいましたね。
今日は「IT'S ONLY ROCK'N ROLL」を御紹介です。

[曲目紹介]
1 : If you can't rock me (Mick Jagger / Keith Richard)
2 : Ain't too proud to beg (Norman Whitfield / Eddie Holland)
3 : It's only rock'n roll (But I like it) (Mick Jagger / Keith Richard)
4 : Till the next goodbye (Mick Jagger / Keith Richard)
5 : Time waits for no one (Mick Jagger / Keith Richard)
6 : Luxury (Mick Jagger / Keith Richard)
7 : Dance little sister (Mick Jagger / Keith Richard)
8 : If you really want to be my friend (Mick Jagger / Keith Richard)
9 : Short and curlies (Mick Jagger / Keith Richard)
10 : Fingerprint file (Mick Jagger / Keith Richard)

(※)T−6は現行のリマスター盤CDでは、少し長いヴァージョンを収録。

[プロデューサー]
ザ・グリマー・トゥインズ
(ミック・ジャガーとキース・リチャードの2人を指す)

[アルバムについての感想]
 昨日も書いたんですが、前作を最後にジミー・ミラーと手を切った彼らは、
いよいよ本格的なセルフプロデュースに挑むことになりました。

 本作は、T−9以外をドイツのミュンヘンで録音しています。そのせいか
どうなのか、少々ヨーロッパ的なテイストを感じる作品です。
 それは例えば、T−3あたりが随分と大仰な、如何にもアメリカ風のセン
スに基づくタイトルなのに、そのサウンドはどこか混沌としているようで、
ストレートなアメリカ風のロックンロールではないことからも窺えます。
 ちなみに、T−9だけは前作のセッションで一度はボツになった作品を、
再利用しているだけなのですが、その利用の仕方がどうも中途半端で、結局
このアルバムに大した寄与をしていなかったりします。

 前作がとにかくファンも、そして何よりメンバーたち自身ももう一つだと
感じていたためなのか、この作品にはとにかく気合いが入りまくっています。
それはそれで喜ばしいことなのですが、その気合いが下手をすると空転気味
に思えることもあったりしますね。
 一番わかりやすいのは、T−1〜3の流れでしょう。T−1は、後に出た
ライヴ盤「ラヴ・ユー・ライヴ」で、「ひとりぼっちの世界」とくっつけら
れて演奏されるんですが、「ロックンロールしてやろうじゃないか」という
意識だけが妙に強すぎて、何が何だかわからなくなってしまっています。
 続いてT−2はテンプテーションズのカバー。ここでは彼らがかつてよく
やっていたR&Bフィールドへの再チャレンジを狙っているのですが、その
狙いはいいとしても、これまた力が入りすぎて、何か強引に力でねじ伏せて
聴かせようという風に思えてしまうのです。
 そして、T−3は、先程も書いたようにヨーロピアン・ロックンロール。
何か、前作から継続する混沌を、そのまま引きずってきてしまったような、
そんな感じの作品に思えてならないのです。

 そして、このアルバムを最後に、ミック・テイラーがストーンズに別れを
告げてしまいました。
 ストーンズでは、彼のようにガンガン弾きこなすギタリストは、実際には
さほど必要とされなかったような気がします。
 むしろ、T−3で初めて、ストーンズと音楽的に邂逅したロン・ウッドの
ような、キースにとって気の置けない相棒こそが、ストーンズには求められ
ていたのです。
 T−5の渾身のギターソロは、ストーンズとそのファンに対するテイラー
からの惜別の辞みたいなものでしょう。

[個人的にお勧めの曲]
 T−3、5、8、10ですかね。個人的にはT−2や7も好きですけど、
それは曲を個別にピックアップして聴く分には好きだというだけで、全体の
流れで言えば、上記4曲で十分かと。
 まあ、前作と同じぐらいパッとしないアルバムなもので・・・。

[聴いとけ度]
★★(本当は1.5ぐらいなんですが、まあ、おまけです)

さて、次回はデッカ時代の未発表曲集「METAMORPHOSIS」です。
これ、長いことCDが出なくて・・・。
SACDとのハイブリッド版で入手できた時は、
本当に嬉しかったですよ。
posted by KAZZ at 20:47 | 島根 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | THE ROLLING STONES このエントリーを含むはてなブックマーク
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