2005年01月28日

LET IT BLEED : THE ROLLING STONES

さてさて、本日は「LET IT BLEED」であります。
デッカ卒業まで、あと少しですな。

[曲目紹介]
1 : Gimme shelter (Mick Jagger / Keith Richard)
2 : Love in vain (Robert Johnson)
3 : Country honk (Mick Jagger / Keith Richard)
4 : Live with me (Mick Jagger / Keith Richard)
5 : Let it bleed (Mick Jagger / Keith Richard)
6 : Midnight rambler (Mick Jagger / Keith Richard)
7 : You got the silver (Mick Jagger / Keith Richard)
8 : Monkey man (Mick Jagger / Keith Richard)
9 : You can't always get what you want (Mick Jagger / Keith Richard)

[プロデューサー]
ジミー・ミラー

[アルバムについての感想]
 個人的には、一番思い入れのあるアルバムです。ストーンズのCDの
中で、一番最初に買ったのがこれでした。

 あれから18年ぐらいが経ちますが、最近時々この作品を聴いていて
思うのは、このアルバムは実にさりげなく作られているなあ、というこ
とですね。
 9曲のセッション時期は結構バラバラで、古いものになると、前年の
ものもあるぐらいです。
 もはやブライアン・ジョーンズはいないも同然の状態で制作が進み、
2〜3曲儀礼的にクレジットが残っている程度(だいたい、オートハー
プなんて、どんな楽器かも知らない)です。
 だからといって、新ギタリストのミック・テイラーを大々的に参加さ
せているわけでもありません。
 彼が本格的に参加するのは、むしろこれ以降のアルバムでの話です。

 ストーンズは、このアルバムで、60年代のバカ騒ぎにケリをつけよ
うと思い、T−1のような示唆に富んだ歌詞を持つ作品をぶつけること
によって、先の見えない新たな時代を、彼らなりにあぶり出してみよう
と考えたようです。
 その一方で、T−2の如くセンチメンタルなイメージのある作品を、
さりげなく据えることで、作品に変化をもたらそうともしています。

 収録されたのは僅か9曲ですが、そのどれもが変貌しつつある彼らの
姿を克明に暴き出しているという点において、これは紛れもなく最高の
傑作と言えるかもしれません。
 そしてその中には、ブライアンもテイラーも、どちらも重要な要素と
して、確実に刻み込まれているのです。
 T−9のロンドン・バッハ・クワイアの、ストーンズのマテリアルに
はおよそ似つかわしくない美麗なコーラスが始まる時、同時代を走って
きた他のどのバンドとも違う、ストーンズなりの60年代への最終回答
が、でんと姿を見せるのです。

 いよいよ、ストーンズは新たな時代に踏み出すことになりました。

[個人的にお勧めの曲]
 T−1、2、4、6、7、9ですね。もちろん残りの3曲も素晴らし
いことには変わりないのですが、私としてはこの6曲を。
 T−1のメリー・クレイトンなんて最高じゃないですか。あの力強い
歌唱があるのとないのとでは、曲に対するイメージが全然違います。
 T−2やT−7(後者はキースが全編リードヴォーカルを取った最初
の作品)の穏やかさも特筆すべきです。嵐の前の静けさ、と考えておけ
ばいいのかもしれませんが、それ以上に、さりげない優美さがいいです。
 T−6はこのテイクもいいのですが、次回御紹介するライヴ盤のもの
もいいですよ。
 そしてT−9。大阪のライヴでこの曲を体験した時、私はストーンズ
ファンをやってきて本当に良かったと思いましたよ。

[聴いとけ度]
★★★★★

次回はライヴ盤「GET YER YA-YA'S OUT」です。
posted by KAZZ at 20:08 | 島根 | Comment(0) | TrackBack(1) | THE ROLLING STONES このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
※いただいたコメントは全て拝読しております!
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※半角英数字のみのコメントは投稿できません。

この記事へのトラックバック

Let It Bleed/THE ROLLING STONES (ザ・ローリング・ストーンズ)
Excerpt: Let It BleedTHE ROLLING STONES [ジャケットの写真をクリックするとリンク先のAmazonで試聴できます。] [試聴]iTunes Music Store  『Begg..
Weblog: OOH LA LA - my favorite songs
Tracked: 2007-01-25 15:55
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。