2004年05月17日

さよなら、ロビー

ロベルト・バッジョがピッチを去った。

彼の姿で真っ先に思い出すのが、
1994年の夏。ワールドカップ・アメリカ大会決勝戦での、
あのPKである。
120分にわたる、ブラジルとの胸突き八丁の死闘のあと、
待っていたPK戦。
バッジョはアズーリの、イタリアの希望を込めて蹴ったが、
ボールはゴールを大きくそれ、天に向かった。
あの時の悄然としたバッジョの顔を、どうしても忘れられない。

その4年後のフランス大会では、早くも世代交代の波に呑まれ、
彼は決して満足できる状況での出場ができなかったのに、
4年前とは違って、随分リラックスしてプレーしていた。
あのPKなど、まるで遠い昔の小さな失敗であるかのように。

フィオレンティーナからユヴェントスで名をなし、
その後、ミラン、ボローニャ、インテル、
そしてブレッシァまで、彼は長い旅を続けた。

ワールドカップでは、必ずしも活躍できたわけではなかったが、
彼はずっと孤高の人であり続けた。
セリエA通算205得点、代表では27得点。
そんな記録以上に、記憶に残る選手だったように思う。

イタリアは、彼を越えるスターを生み出せるだろうか。
それは、まだ誰にもわからない


posted by KAZZ at 20:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー全般 このエントリーを含むはてなブックマーク
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