日本フットボールリーグ(JFL)のガイナーレ鳥取は今季、5位で全日程を終了。目標だったJリーグ2部(J2)参入の条件である4位以内には、勝ち点3差で及ばなかった。退団の意向を示しているビタヤ・ラオハクル監督に、惜敗の原因や、来季へ向けて見えてきた課題などを聞いた。
−5位に終わった理由は何か。
開幕前からけが人が多く、ベストのメンバーが組めなかった。特にDF小村の負傷は痛かった。昨年からの課題だった守備が、彼の加入で改善されると期待していたからだ。後は、選手一人一人のメンタルの問題だ。
−17勝に対し「11」という負け数の評価は。
4位を狙うなら8敗までが限度と思っていた。負けゲームはほとんど、自分たちの力が出せなかった試合。J2を争う栃木、岡山、富山など、ライバルとの大事な試合になると、皆がものすごく緊張していた。
−終了間際の失点も多かった。
ゲームコントロールができない。最後の15分、相手からプレッシャーを受けると慌ててしまい、ボールキープができなかった。全員が声を掛け、自信を持ってプレーする必要があった。
−34試合で57得点に終わった攻撃面は。
組織でチャンスをつくることはできたが、足りなかったのはFWのキープ力と、個々のひらめき、そして決定力。また、狙いである縦パスがなかなか入らなかった。横パスやバックパスが多い試合は大抵負けている。
−補強が必要なポジションはどこか。
残留意向の選手たちの質は十分に高い。足りないのはCF、左サイドのアタッカー、ハードワークができるMF。これらを連れてくれば必ずJ2に行ける。
(上の記事から引用)
分析としては、何ら間違っていないと思うんです。
ヴィタヤらしい、詳細でわかりやすい分析だと思います。
しかし、ここまでは評論家の仕事であって、
監督がする仕事ではありません。
監督として、上記の不足要素について、
何が出来ていて、何が出来なかったか。
何が足りていて、何が足りなかったか。
そのために何を努力したか。
いくら新聞の限られた紙面とはいえ、
その辺を掘り下げてほしかったような気がします。
まあ、少なくとも戦力面で
これが必要という点は明らかになっているようなので、
今後の強化策に反映されていくものと思われます。
まあ、もっとも、ヴィタヤが続投すれば、という前提付きですが。
ビタヤ監督退任の意向 ガイナーレ鳥取(山陰中央新報)
↑のような記事も出ていることですし、その動向はまだわかりません。
(監督人事に関する発表は、公式からはまだ出ていません)
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さて、昨日はクラブワールドカップの1回戦がありました。
元鳥取のヴィンセント・ケインことケイン・ビンセントが
後半途中から出場したのですが・・・。
2008FIFAクラブワールドカップ1回戦@国立霞ヶ丘競技場
アデレード・ユナイテッド 2(1−1,1−0)1 ワイタケレ・ユナイテッド
<得点者>
ADE)16マレン(前39')、13ドッド(後38')
WTU) 8シーマン(前34')
ケインは後半20分過ぎから登場しました。
動きのキレ自体は良かったと思いますが、
何度かあったチャンスを決めることが出来ず、
また終盤には自陣ペナ近くまで戻って守備をするケースもあるなど、
FWなのか何なのかわからないようなプレーまでしてました。
前線の選手としては、もう少しスピードがあった方がいいのかな、
とも思いましたね。
ワイタケレの選手なら、
むしろピアースという10番の選手が良かったです。
残念ながら、負傷もあって途中交代してしまいましたが、
この選手の動きはとても良かったと思います。
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