2005年12月21日

オフコース / STILL a long way to go

オフコースのアルバム紹介企画も最終回になりました。
最後に御紹介するのは、彼らのラストアルバム、
1988年6月に発売された「STILL a long way to go」です。



[曲目]
1:君住む街へ(小田和正)
2:she's so wonderful(小田和正)
3:I can't stand this(松本一起・小田和正/清水仁・松尾一彦)
4:陽射しの中で(松本一起/松尾一彦)
5:夏の別れ(小田和正)
6:Still a long way to go -また会う日まで-(小田和正)
7:多分 その哀しみは(小田和正)
8:逢いたい(吉田拓郎/清水仁)
9:悲しい愛を終わらせて(小田和正)
10:僕らしい夏(松本一起/松尾一彦)
11:昨日見た夢(小田和正)

[プロデュース]
オフコース

[編曲]
オフコース

[ゲスト]
KENGO HIRATA(Bass)、MITSUHIRO SONOYAMA(Sax)ほか


[エンジニアリング]
KAZUHIKO YANAGISAWA

[発売日]
1988年6月9日

[アルバム解説と感想]
 このアルバムのリリースから約8ヶ月後にオフコースは大団円を迎える
ことになるんですが、そういった緊張感があまり感じられない作品です。
本当にこれでオフコースは解散してしまうのか、解散に向かうのかという
ディレクションがもう一つつかめないイメージがありますね。

 今回の作品は小田の曲がやけに増えた印象で、11曲中7曲収録されて
います。前作の散漫すぎた作風を反省したためか、あるいはバラエティの
付け方に工夫をした
のか、ともかく軸は小田という意思だけは感じられる
作品
になりました。
 残りの曲は松尾2、清水・松尾1、清水1という配分です。前作で味を
占めたのかどうなのか、清水が2曲でリードヴォーカルをとっています。
いやまあ、渋くていい声なんですが、何だか微妙ですね。
 もっとも、清水が単独で作った「逢いたい」(T−8)は、いい曲だと
思いますよ。吉田拓郎が書いた骨っぽくも艶っぽい大人の歌詞と相俟って、
如何にも清水らしい無骨な男らしさのイメージが出ていますよ。清水には
松尾との共作で聴かれる軽めの路線の曲よりは、こういう男っぽい路線が
合う
と思うんですが、どうでしょう。
 小田の作品群は、さすがの出来ですね。ただ、これという曲は意外にも
ありません
。オープニングの「君住む街へ」では大間以外の3人でリード
ヴォーカルを分け合うスタイルにオッと思う
のですが、それ以外の曲では
T−11を除いて思ったより響いてくるものがないのが気になります。

 私は思うんですが、これ、オープニングとクロージングが逆だったら、
かなり印象の違うアルバムになった
と思うんですよ。
 翌年2月に解散記念にリリースされた、オープニング曲と同タイトルの
ベスト盤があるんですが、この作品では「昨日見た夢」がオープニングに、
「君住む街へ」がクロージングに入っていて
、これはいい流れだと思って
いたのですが、本作ではそれらが逆に配置されているせいなのか、今一つ
ピンと来ない
ものがあります。

 バンドの終幕を暗示させるような曲も多く含まれているという割には、
何かもう一つそれが確証できないような、中途半端なイメージを醸し出す
配置の失敗惜しい気がする作品です。

 あと、これは蛇足ですが、初版から何処までがそうなのか知りませんが、
CDの帯とレーベル面でT−6のタイトル表記が「STILL a long wah to
go way」と誤記(歌詞カードでは正しく表記)されています。

[お勧め曲]
 T−1、2、5、8、11ですかね。

[必聴度](★…1点、☆…0.5点。5点満点)
★★★


・・・というわけで、延々(単にサボりながら)やってきたこの企画も
今回で一応最終回です。
本来は小田、鈴木、松尾、清水のソロ作なども御紹介すべきでしょうが、
私はそれらをほとんど所有していませんので、
申し訳ないのですがそれらは割愛させてください。

せめてもう一度、オフコースをどんな機会でも良いので
再結成してもらいたい気はするんですが、
それをやってしまうとオフコースがオフコースでなくなる
気もするので・・・。

御紹介したアルバムの他にも
多数のコンピレーションやベスト盤がリリースされていますので、
ぜひお手にとって聴いてみてください。
(下に幾つか御紹介しておきます)
1970年代〜80年代を駆け抜けたオフコースは、
確かに素晴らしいグループでした


    

    
posted by KAZZ at 21:39 | 島根 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | オフコース このエントリーを含むはてなブックマーク
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