ゴッチ氏死去:プロレス・ブームの“精神的支柱”(毎日新聞)
「プロレスの神様」カール・ゴッチ氏死去(日刊スポーツ)
ゴッチさん、亡くなられたそうです。
正直、驚きました。
日本のプロレス界に多大な影響を与えた方なんですが、
「ゴッチの前にゴッチなく、ゴッチの後にもゴッチなし」
というのが個人的なゴッチさんの印象ですね。
ゴッチさんのスタイルは日本で様々な系統進化を遂げたのですが、
本当の意味でゴッチイズムを継承したレスラー/団体は
果たしてどれだけあったのか、という気がしています。
恐らく、そんなレスラーや団体はないというのが正しいでしょう。
新日本プロレスのストロングスタイルにしても、
UWF系各種団体にしても何にしても、
ゴッチスタイルの亜流というか、エピゴーネンというか、
そういう風に思えてしまうことが間々あります。
もちろん、これらはこれらで一時代を築いたのですから、
それ自体は高く評価されて然るべきでしょうけれど、
いわゆる「ゴッチイズム」を内包する量は
彼ら自身が思っているほどでもないような気がします。
そういう意味で、真の後継者を育て上げられなかったことが、
恐らくゴッチさんにとって、悔いが残る唯一のことかもしれません。
(まあ、あくまで私の勝手な想像に過ぎませんが)
兎にも角にも、日本のプロレス界の中興の祖であり、
今に至っても多大な影響力を残すプロレス界の偉人、
カール・ゴッチさんの御冥福を心より祈ります。